Webで使用するフォントの種類

 パソコンにインストールされているフォントにはそれぞれ著作権があり、基本的には無断でWebサイトに使用できるものではありません。しかし、中にはフリーで出回っているものや、安価で購入できるものもあります。フォントを使用する際には、Webで使って良いものかどうか、商用利用を許可しているかどうかなどを事前に確かめましょう。

無料で使えるフォント

日本語の漢字の種類はアルファベットに比べて遥かに多いので、フリーフォントは多くは出回っておりません。本格的にデザインにこだわった作品を作る上では、有料フォントの使用も視野に入れる必要があるかも知れません。

MSフォント

(株)リコーによるWindows標準フォントです。Webでの商用利用は認められているらしいです。明朝体とゴシック体があり、それぞれに等幅フォントとプロポーショナルフォントがあります。Windowsの全てのパソコンにインストールされているので、主たるスクリーンフォントとして利用されています。画像埋め込み用としては通常使わないようです。
メイリオ

Windows VistaとWindows7に最初から入っている丸ゴシックフォント。メイリオの名称は、明瞭(めいりょう)から来たものです。こちらもWebでの使用は自由です。MSフォントとは違って、アンチエイリアスが効いているので、主にスクリーンフォントとして使用されています。バリエーションとして、Meiryo UIというフォントがありますが、これはUI(ユーザーインタフェイス)用にメイリオを等幅に収めたものです。ノーマルと太字があります。
小塚フォント

アドビのソフトにバンドルされているフォントです。ソフト購入者に関しては、Webでの商用利用も問題ありません。太さを6段階に調節できるのが特長です。ただし、欧文数字フォントの形状にはやや癖があるようです。
IPAフォント

オープンソースの日本語フォントです。明朝体とゴシック体があります。日本語と欧文のバランスが良いのが特徴。ただし、太さのバリエーションはありません。

http://ossipedia.ipa.go.jp/ipafont/index.html

XANO明朝

経本に使われていそうな明朝体フォントです。画像埋め込み用に使える場面もあるかも知れません。

http://www.asahi-net.or.jp/~sd5a-ucd/freefonts/

KFひま字

丸文字系のフリーフォントです。違法、アダルト、宗教関係のサイトでの使用は不可とされています。

http://www.kfstudio.net/

あずきフォント・うずらフォント

同じく丸文字系のフォントです。Webでの商用利用も可とのことです。

http://azukifont.com/

M+フォント

7種類の太さを用意してある日本語・欧文ゴシック体フォントです。一部、難しい漢字は用意されていない場合があります。

http://mplus-fonts.sourceforge.jp/mplus-outline-fonts/index.html

MigMixフォント

M+フォントの足りない漢字をIPAフォントから持ってきて合成したものです。太さはレギュラー体とボールド体があります。

http://mix-mplus-ipa.sourceforge.jp/

ショパンスクリプトフォント

エレガントな欧文フォントです。フリーで配布されております。

http://www.dafont.com/chopin-script.font



※その他フリーフォントの類は、「フリーフォント最前線」というサイトに情報がありますので、興味のある方はそちらをご参照ください。
http://www.akibatec.net/freefont/

有料のフォント

本格的なプロユースでは、フォント販売会社と契約したりして、美しい日本語フォントを素材として使用しています。また、無料フォントの中にも、漢字の一部だけを無料配布していて、全ての漢字が必要な場合は、別途購入する必要があるような場合が多いようです。

モリサワフォント
日本語フォントの老舗のモリサワフォントです。高額なライセンス使用料を支払ってフォントを使用します。個人で使用するには不向きでしょう。

http://www.morisawa.co.jp/

DFフォント
モリサワフォントと同じく、有償で販売されているフォントです。ダイナコムウェア社製。安価なパッケージ版が販売されておりますが、Web用途に関しては別途契約が必要とのことなので、こちらも個人で使用するのには向かないと思います。

http://www.dynacw.co.jp/

HGフォント
MSオフィスをインストールすると、自動的にインストールされるフォント群です。様々なバリエーションがありますが、Web上での商用利用は認められていないと思われます。テキストエディタ等のフォントとして指定すると、アンチエイリアスの掛った文字になるので便利な場面があります。
ヒラギノフォント
MacintoshのOS Xで標準フォントとして採用されています。明朝体、ゴシック体各種揃っており、美しい字体には定評がありますが、このフォントをWindowsパソコンにインストールするのは、ブラウザでの文字表示が崩れるためお勧めできません。

http://www.screen.co.jp/ga_product/sento/index.html

FONT×FAN HYBRID

数多くの日本語フォントが収められたフォント集です。Amazon.co.jpでの現在の販売価格が8,979円です。比較的マイナーな種類のフォントが多いので、使いどころが難しいのですが、日本語フォントが安価に購入できる点は魅力的です。モリサワの新ゴシックに似たフォントもあります。Webでの商用利用も可です。

http://www.fontalliance.com/product/ffh/

True Typeフォント パーフェクトコレクション

欧文のメジャーなフォントが数多く収められたフォント集です。(ただし、フォント名称は製造元のビットストリーム社が付けた名称となります。)有名どころでは、Helvetica、Times Roman、Centuryの各種バリエーションが付属しています。参考までに、Amazon.co.jpでの販売価格は3,129円です。

http://www.amazon.co.jp/%E6%94%B9%E8%A8%825%E7%89%88-TrueType%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-IJ%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%ABBOOK-Fonts-Bitstream/dp/4844328476



以上がWebで使用できる主なフォントになります。サイトに美しい画像埋め込みフォントを使用することで、プレーンなテキストベースで作られたサイトよりも、一見して見栄えのするサイトを作ることができます。情報伝達という意味では不要とも言えますが、わざわざ専門家にWeb制作を依頼されているようなケースにおいては、画面上に適切なデザインのフォントを配置することで、サイト自体に上質感を持たせることができるのではないでしょうか。

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